blue door diary (ブルードア京都の日記)

京都のマリッジリング(結婚指輪)、エンゲージリング(婚約指輪)、ジュエリー&アクセサリーの専門店[blue door/ブルードア]

どこにお店をつくるのか?

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1年前の夏ですが、まとまったお休みがとれたので皆んなで京都まで小旅行。1年越しの「どこにお店をつくりましょうか?」という私たちの命題は、ふらり立ち寄った河原町の裏路地で電気的に連結します。賑やかすぎてはストレスがたまるし、オシャレすぎて内実は閑散としていてもしょうがない、何より誰もが「ああ、あのあたりね」と連想できる場所。こんな場所でお店をつくりたいなと思った夏の終わり9月の最終日でした。

 

 

ほんとに欲しいと思えるジャパンセンスをデザインしたい。

 

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京都・大阪・神戸。生活する場所は違いますが、私たちの仕事はジュエリーをデザインすることです。ジュエリーをデザインすることは仕事というよりもライフワークのような感覚で、毎日は忙しいけれど「嫌」だとか「苦」だとか感じたことはありません。さて、そんななか、ふと思い、皆共感したことですが、「おしゃれで、かわいい日本デザインのジュエリーがない」ということです。私たちに身近なジュエリーは西洋のジュエリーカルチャーへの憧れからデザインされていて、実際に指示されています。反面、日本にも美しいい装身具のカルチャーや豊かな歴史があるにもかかわらずジャパンデザインはなかなかマジョリティになっていません。日本、西洋、どっちが優れているかではなく、その原因は発信する側に問題があったのではないでしょうか。「なぜ?」「どんな理由で?」はまたいつかお話する機会を設けまして、私たちブルードアが目指したいジュエリーのテーマは、「日本のステキやキレイをデザインしたい」ということ。もっと直線的に素敵ねと共感出来たり、もっと制約なく感性豊かに、ジャパンセンスを考えて行きたい。近頃思うことなのです。

 

 

空は天色(アマイロ)。どこまでもつながるBLUE DOOR。

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某日某所空の上。
始まりは出張帰りのわずかな空旅でした。
「あら先ほどお会いしませんでしたっけ?」
「たしかにお会いしましたね。」
隣に居合わせたのは私たちと同じジュエリーデザナーでした。
「空がきれいですね」
「ええ、手が届きそうですね」
話すたび、気が合って、仲良くなって。
共にデザインしたり、作ったり。
そしてお互いを通して様々な人と結びつき、
すっかり仲良くなった頃・・・。
 
「一緒にお店をつくってジュエリーの理想を目指そうよ」
と。
 
京都は京都。神戸は神戸。大阪は大阪。
それぞれの街の美意識は少しずつ違うけれど、
目指すジュエリーの理想は同じ。
空と同じ一つに繋がっているのです。
 
あの日、飛行機で見た窓は、そのまま開いて扉になって、
雲までもうすぐ手が届くよblue door/ブルードア。